一般情報
ストルバイトと同様に、リン酸カルシウム炭酸アパタイト尿石もウレアーゼ酵素を産生する細菌による尿路感染に起因します。尿路感染の予防が不十分な場合に再発します。リン酸カルシウム炭酸アパタイトは、シュウ酸カルシウム尿石のリスクが高い犬種(シー・ズー、ビション・フリーゼ、ミニチュア・シュナウザー等)で形成されやすいです。カルシウム排泄の増加と尿路感染の併発がリン酸カルシウム炭酸アパタイト尿石の重要なリスク因子であるというのが私たちの仮説です。従って、シュウ酸カルシウム尿石のリスクが上昇するような予防対策は避けるべきです(つまり、尿を過剰に酸性化させないこと)。