猫のシュウ酸カルシウム

レントゲン画像

これらの中から小(通常は1〜4mm)の放射線不透過性の尿石の輪郭は、滑らかで、不規則で、スパイク状になったり、これらの組み合わせになることがあります。小さいときでさえ、それらは非常に放射線不透過性であります。

一般情報

シュウ酸カルシウム(CaOx)尿石はよくある種類の尿石です。しかし、形成に関わる因子が完全に明らかになっていないため予防が難しいです。結晶の成長と初期の結晶化の段階については、尿の過飽和状態が一部関与していると考えられています。したがって、CaOxによる尿の過飽和を促進するリスク因子(例:高カルシウム尿症、高シュウ酸塩尿症、過度の酸性尿、低クエン酸尿症及び高濃縮尿)を管理することで、尿石の再発を最小限にできると考えられます。

診断

・血清カルシウム。高カルシウム血症がある場合は、その原因を精査します。

医療

• 原因に基づいて高カルシウム血症を是正します(例:食事の変更、プレドニゾン、副甲状腺の除去など)。 • 尿 pH が一貫して 6.5 未満の場合は、クエン酸カリウム(開始用量:75mg/kg を 12~24 時間ごとに)。 • 再発性の高い結石の場合は、ヒドロクロロチアジド(1mg/kg を 12~24 時間ごとに)。

栄養

・尿を過剰に酸性化しない中等度にたんぱく質・ナトリウムを制限した療法食(例:c/dマルチケアなど)。必要に応じて、缶詰の療法食を与えたり、水を足して尿比重が1.030未満にします。

モニタリング

3〜6ヶ月ごとに尿検査を行い、尿pHは6.5から8.0に、尿比重は1.030以下になるように調整します。尿石が再発しても、手術なしで簡単に除去できる小さいときに検出できるように6〜12ヶ月ごとの画像検査をしましょう。

免責事項

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